債務整理と一言に言っても、それはいくつかの種類に分かれます。
その中で私が選択した債務整理は「任意整理でした」。
任意整理は債務整理の一つで、裁判所を通さずに、弁護士さんや司法書士さんが借入先と直接交渉を行う方法です。
当方一般人の為、詳しいことは避け、簡単に説明します。
任意整理の特徴
交渉の自由度
借金の金額、利息、返済期間などについて、債権者と直接交渉が可能なため、返済計画を柔軟に組むことが可能だそうです。
ただし、ほとんどの場合は弁護士さんや司法書士さんに丸投げなので、依頼者のやることはほぼありません。
裁判所を通さない
自己破産や民事再生、特定調停とは違い、裁判所を通さないので手続きが比較的簡易です。
これも実際は、弁護士さんや司法書士さんに丸投げなので、比較的とい言わなくても簡単だと思います。
秘密保持
裁判所を通さないため、周囲に知られずに借金の整理を行うことができます。
これは社会的なリスクを抑え、まず周囲に知られることはありません。
信用情報への影響
任意整理を行った場合でも、信用情報機関には5年間記録されることを覚えておきましょう。
これは少し複雑なようで、一般的には、完済から5年間とのこと。
ただし、債務整理をした相手、つまり金融機関には半永久的に残るようです。
また、2019年10月に何かがかわったようです。
その為、2019年10月以前の事故情報は信用情報機関によっては、事故発生から5年といったケースもあるのだとか。
信用情報機関は3社。
いずれも自分の開示請求ができる仕組みになっているので、そこで確認することが出来ます。
任意整理の流れ
弁護士さんや司法書士さんとの相談
まずは依頼、それから借金の状況や返済の可能性について相談します。
交渉
弁護士さんや司法書士さんが債権者と交渉をしてくれます。
この交渉で借金の減額、利息のカット、返済期間の延長などを実現します。
契約の締結
債権者との交渉がまとまったら、新たな返済計画に基づく契約を締結します。
れも弁護士さんや司法書士さんがやってくれるので、我々は作ってくれた返済計画を確認するだけになります。
返済
全てがまとまったら、新たな返済計画に基づき返済を行っていきます。
次は遅延の発生がないように。
また、返済が出来ないという事態にならないように。
以上が、任意整理の流れになります。
そのまんま、私が体験してきた流れです。
半年ほどかかりましたが、実際のは分割の弁護士費用を払っていたという記憶しかありません。
依頼するのに勇気がいりますが、依頼してからは本当に簡単にことが進みました。
また、その他3つの債務整理の特徴は以下の通りです。
自己破産・民事再生・特定調停
自己破産
借金の返済が全くできないと判断された場合に選択される手段です。
裁判所に申し立てを行い、全ての借金を免除してもらう、いわば最終手段。
ただし、財産はすべて差し押さえられ、信用情報に10年間記録されるなど、その社会的ダメージは債務整理のなかで最大です。
民事再生
経済的な回復が見込める場合に選択されます。
裁判所を通じて借金を減額し、一定の返済計画を立てて実行する手続きです。
借金が大幅に減額され、手元に残る財産を保持することが可能です。
また信用情報に事故が記録されます。
特定調停
裁判所を通じて借金を減額し、再度返済計画を組み直す方法です。
主に、クレジットカードや消費者金融からの借金の整理に用いられます。
以上、いずれも裁判所が関わってきてしまうようです。
また、自己破産と民事再生は、官報という国が発行する機関誌に個人情報が載ってしまいます。
この人が債務整理をしました、と。
官報を購読している人がどれだけいるかわかりませんが、自分の不名誉が公的機関によって発信されてしまうようです。
また、いずれの債務整理も、弁護士さんや司法書士さんを通さずに個人で行うことは可能なようです。
やり方は知りませんが。
個人で特定調停を完走した猛者の話を聞いたことがあります。
知識も時間もありません。
相手と交渉もしなければいけません。
リスクやデメリットを考えると、弁護士さんや司法書士さんに依頼するのが最善ではないでしょうか?。
以上、債務整理の検討している方の参考になればと思います。