「任意整理をしたら、もう一生カードは作れないのでは?」
そう思っていた私ですが、実際には再びキャッシングカードの審査に通過し、手元にカードが届きました。
この記事では、任意整理から審査通過までのリアルな数字と期間を公開し、
再び信用を取り戻すまでの流れを具体的に解説します。
任意整理からカード再取得までの実際のタイムライン
まずは、私の任意整理から完済、そして審査通過までの時系列をまとめます。
| 出来事 | 年月 | 経過期間 |
|---|---|---|
| 任意整理 受任日 | 2016年(平成28年)11月 | - |
| 和解成立 | 2017年(平成29年)6月 | 約7ヵ月後 |
| 返済完了(完済) | 2022年(令和4年)4月 | 受任から約5年5ヵ月後 |
| カード審査通過・カード到着 | 2022年(令和4年)5月 | 完済から約1ヵ月後 |
任意整理の手続き開始からおよそ5年半で完済。
そのわずか1ヵ月後、再びキャッシングカードの審査に通過しました。
審査に通過したカードと当時の状況
今回通過したのは消費者金融系キャッシングカードです。
限度額は100万円。初回にしてはかなり大きな枠をいただけました。
申込み時点(2022年5月)の私の状況は以下の通りです。
- 任意整理完済から約1ヵ月後
- 年収:320〜340万円
- 勤続年数:5年(正社員)
- 他社借入:なし
- 延滞・滞納履歴:なし(携帯・公共料金含む)
特別な保証人や担保は不要でした。
申し込みから3営業日後に「審査通過」の連絡があり、1週間以内にカードが手元に届きました。
任意整理後にカードを作れるようになるまでの一般的な目安
💡任意整理後にカードを作れるようになるまでの一般的な目安(2025年版)
任意整理をすると、信用情報機関(JICC・CIC・KSC)に「事故情報(債務整理)」として記録されます。
この情報が登録されている間は、新しいクレジットカードやローン契約の審査は非常に厳しくなります。
一般的に、事故情報は「5年程度」で削除されるといわれていますが、実際には「どの時点から5年なのか」で違いが生じます。
🔍 信用情報機関ごとの登録期間と起算点
| 信用情報機関 | 主な加盟業者 | 登録期間の目安 | 起算点 |
|---|---|---|---|
| CIC | クレジットカード・信販系 | 完済から5年 | 契約終了(完済)日 |
| JICC | 消費者金融・信販系 | 完済から5年 ※2019年以前は受任日から5年 |
2019年以降は完済日、以前は受任通知日 |
| KSC(全銀協) | 銀行・信用金庫系 | 完済から5年 | 契約終了(完済)日 |
つまり、以前(〜2019年頃)までは「受任通知を出した日(=手続きを始めた日)」から5年で削除されるケースもありましたが、
現在は「完済日から5年」が基準となっているのが一般的です。
任意整理は返済に3〜5年かかることが多いため、
実際に信用情報が回復するまでの期間は手続き開始からおよそ8〜10年になるケースもあります。
📅 私のケースの場合
- 任意整理受任:2016年(平成28年)11月
- 和解成立:2017年(平成29年)6月
- 完済:2022年(令和4年)4月
- カード審査通過:2022年(令和4年)5月
完済からわずか1ヵ月後に審査に通過しました。
当時の年収は約320〜340万円、限度額は100万円でした。
このことから、信用情報が「完済から5年」で削除される運用に変わったことで、
私の事故情報がちょうど消えたタイミングと重なった可能性が高いと考えています。
📋 審査を受ける前に確認しておきたいポイント
- 信用情報機関に「情報開示請求」をして、登録状況を自分で確認する
- JICC・CIC・KSCの3社すべてで確認するのが理想
- もし情報が残っていても、5年経過後に再申請を検討
情報開示はスマホや郵送でも簡単にできます。
審査を受ける前に自分の信用情報を把握しておくことで、無駄な申込みを避けられます。
✅ まとめ:完済から5年が一つの節目
現在は、任意整理後の「事故情報登録期間」は完済から5年が基準です。
ただし、手続き時期が古い場合や、金融機関によっては「受任通知日から5年」となるケースも残っています。
つまり、任意整理の開始から完済まで3〜5年かかるとすれば、
実際にカード審査に通るまでの期間は約8〜10年が現実的な目安といえます。
私自身の体験でも、受任から約5年半後、完済から1ヵ月後に審査通過しました。
このように、信用情報の回復は「完済」から始まるという意識が大切です。
審査に通るために意識した3つのこと
私は次の3点を特に意識していました。
-
- クレカ・公共料金・スマホの延滞を一切しない
小さな支払いでも滞納があると信用情報に記録されます。 - 勤続年数を3年以上にする
安定収入を示すことで、金融機関の審査評価が上がります。 - 借入ゼロの状態を維持する
任意整理中・完済後も、新規借入は一切しませんでした。
そもそも出来ません。
- クレカ・公共料金・スマホの延滞を一切しない
特に安定収入+勤続年数は、カード審査では非常に重要なポイントでした。
カードを作るタイミングの目安
| 任意整理の進行状況 | カード申込み可否 |
|---|---|
| 手続き中〜返済中 | 不可(信用情報登録あり) |
| 完済から1年未満 | 低確率(審査落ちが多い) |
| 完済から1〜2年後 | 通過例あり(条件次第) |
| 完済から5年後 | ほとんどの人が再取得可能 |
つまり、私のように任意整理から約5年半後、完済から1ヵ月後であれば、
審査通過の可能性は十分にあるということです。
審査に通ったあとの注意点
- 限度額は低く設定される(100万円以下が多い)
- 支払い遅延=再び信用情報登録のリスク
- 短期間に複数申込みをしない(照会履歴が残る)
審査に通ったことがゴールではありません。
「同じ過ちを繰り返さない」ために、利用と返済のバランスを守ることが大切です。
まとめ:債務整理後6年で信用を取り戻せた
任意整理をしても、時間と誠実な生活を積み重ねれば、再び信用を取り戻すことは可能です。
私の場合、受任から5年半、完済からわずか1ヵ月でキャッシングカードの審査に通過しました。
再びカードを持てたことは、単なる便利さではなく、「信頼を取り戻した証」でした。