はじめに
任意整理を検討している方の中には、車や住宅のローンを返済中という方も多いと思います。
「ローンが残っていると任意整理はできないのでは？」
「車や家を手放さなければならないのでは？」
そんな不安の声をよく耳にします。
私自身は、幸いにもカーローンや住宅ローンを抱えてはいませんでした。
そのため、この記事では一般的に言われている内容を中心に整理し、
最後に「実際にどうすべきか」を専門家の立場から見た考え方を紹介します。
任意整理では、どの借金を整理するかを選べる
任意整理の特徴は、「どの借入先と交渉するかを選べる」という点にあります。
たとえば、消費者金融やクレジットカードのリボ払いだけを整理して、
車や住宅のローンはそのまま支払いを続けることも可能です。
つまり、カーローンや住宅ローンを対象外にして任意整理を行うことができるのです。
ただし、対象外にしても信用情報に影響は残ります。
もしローンを整理の対象にしてしまうとどうなる？
ローン契約の中には「所有権留保」や「担保設定」が含まれている場合があります。
これは、支払いが終わるまで販売会社や金融機関が車や家の所有権を持つ仕組みです。
このようなローンを整理対象にすると、車や家を引き上げられてしまう可能性があります。
また、住宅ローンを整理対象に含めた場合は、基本的に自宅を手放す形となります。
そのため、住宅ローンやカーローンを残したまま任意整理をする場合は、
弁護士や司法書士と相談しながら「対象にしない」形で手続きを進めるのが一般的です。
返済を続ける場合の注意点
- 毎月の返済が確実にできるか確認する
- 他の借金と合わせて返済計画を立てる
- 滞納すると再契約が難しくなる可能性がある
任意整理後は、新たなローン契約がしばらく難しくなるため、
今のローンを維持しながら確実に返すことが何よりも大切です。
私のケース：カーローンも住宅ローンもなかったからこそ気づいたこと
私は車や家のローンがなかったため、任意整理の際に対象の選択で悩むことはありませんでした。
しかし、だからこそ「もしローンを抱えていたらどうなっていたのか」を考える機会がありました。
任意整理は、生活を立て直すための手段です。
ローンがある場合は、生活を守るために専門家としっかり話し合うことが大切です。
まとめ：ローンがある場合は専門家に相談を
カーローンや住宅ローンがある場合は、契約内容や担保の有無によって対応が異なります。
ネットの情報だけで判断すると、車や家を失うリスクもあります。
任意整理を検討している方は、まず無料相談を活用して、
「ローンをどう扱うべきか」専門家の意見を聞いてから判断するのが最善です。